甘いものが歯周病を引き起こす仕組み
どれだけ多く甘いものを食べたとしても、すぐに歯磨きをするなど、食べかすを口に残さなければ、そう簡単に歯周病にはならないのです。
しかし、食べてそのままにしておくと、プラークという細菌の塊の汚れが着きやすくなります。プラークが歯と歯ぐきの間に入り込み、歯が抜けてしまう病気、つまり歯周病を引き起こす原因となります。
こうしたことから、甘いものを食べることは、歯周病を招きやすい、とういうことになります。
歯磨きが歯周病を防ぐ
虫歯菌は甘いものが大好物であり、歯に甘く柔らかい食べかすが残っていると、食べ物のかすを消化する液を出しながら、歯の表面のエナメル質を溶かして虫歯にしていきます。
虫歯になるだけでなく、プラークもどんどんたまり、歯肉炎を起こして、歯周病へとつながっていきます。
欧米では日本より歯周病が少ないのに、日本よりも多く甘いものを食べています。甘いものを食べた後のブラッシング、口腔内ケアが、日本よりもしっかりと行われているからです。
甘いものを食べた後は、お茶などを飲んだり、歯磨きするなどして、なるべく早く食べかすをなくすように心がけましょう。